前回からの続き
快適で便利な面を紹介してきたが、ただし、いろいろと問題の側面もある。
フランスのタクシー営業には認可証が必要だ。
ただし、例外的に「観光用」であればクシーの営業とは見なされない。例えば空港と市内を結ぶシャトルバスや市内観光などは認可なしでできる。
と
いうわけでこれに目を付けたのが、アメリカの企業、UBERである。観光と称して事実上タクシーとしての営業を行っている。そしてフランスのタクシーはほ
とんどが自営であるがもちろんフランスは税金が高い。その分運賃がやはり高くなってしまうわけだが、UBERはアメリカの企業であり、世界各国で運営され
ている。もちろんフランスで営業するのであればフランスの税金を支払う必要があるのだが、大きな海外の企業というのはフランスの小さな自営業とはそのあた
りの事情は違ってくるだろう。
フランスではこのUBERやその他「LeCab」「SnapCar」「Allocab」などの配車サービスに対して昨年にタクシー業者が、大きなデモを起こしている。(抗議運動には約2800人が参加し、仏各地の30か所以上で道路が封鎖された。)
UBERはフランスの他にも、現在世界各国で、その国の法的規制も現地の規制や法律と戦っているそうだ。(UBERを取り巻く各国の状況についてはこちらをどうぞ)
とはいえ、その快適さや利便性によって急速に市場を拡大しているのが現状...
(ただし、UBERのサービス「UberPOP」はフランスでも禁止されている。)
そんな中、タクシー業界もこれに太刀打ちするためか、今年2016年の3月から、シャルル・ド・ゴール空港およびオルリー空港↔パリ市内のタクシー料金に定額制が導入されることになった。
シャルル・ド・ゴール空港からパリの右岸まで:50ユーロ
シャルル・ド・ゴール空港からパリの左岸まで:55ユーロ
http://www.aeroportsdeparis.fr/passagers/acces/paris-charles-de-gaulle/taxi/paris-cdg-taxi
オルリー空港からパリの右岸まで:35ユーロ
オルリー空港からパリの左岸まで:30ユーロ
http://www.aeroportsdeparis.fr/passagers/acces/paris-orly/taxi/taxi-orly
さらに、スーツケースの手数料などの追加料金はすべて廃止され、50€または55€ぴったりでパリ市内と空港を移動できることになる。
さらに、空港に向かう高速道路にはタクシーやバス専用レーンがこの4月から導入されており、スピードアップも期待できそう!
きちんと認可を受けたパリのタクシーに乗りさえすれば、料金の心配をすることなくタクシーで移動できるというのは荷物の多い旅行者にとってとてもいいことではないだろうか。
わ
たし個人的にはやはりフランスではフランスの企業がきちんと営業ができることが理想だと思うのだが、なんせ...前回の記事にも書いたが、フランスのタク
シーは問題が多い。わたしだって、ぼったくられずに、快適にきちんと伝えた住所へ移動できる方を利用したいと思ってしまう。これでは外国の企業にお客を
持っていかれても無理はない。フランスのタクシー業者のサービス向上に努めてほしいなと思う。
ちなみに「UBER」、アメリカでは”ウーバー”と呼ぶそうだけど、その上司はフランス語読みで、”ユーベー”と教えてくれたので、そのままわたしたちは”ユーベー”と呼んでいるけれど、フランスではどっちなんだろうか・・・?
ついでに、「Wi-fi」はフランスでは、英語読みの”ワイファイ”ではなく、フランス語読みで”ウィフィ”と呼ぶ。
でも「iPhone」はフランスでも英語読みで、”アイフォン”とみんな呼んでいる。フランス語読みではイフォン。⇦誰も言わない。
UBERのサイト
今日はここまで。
A bientôt!
2016/03/28
Taxi?それともUBER?①
先日、フランス国内移動やミラノ、ロンドンなど近距離国への移動にとても便利な長距離バスOUIBUSのことを書いたが、それに続けて今度はフランス内のタクシー移動について。
以 前、わたしはタクシーで散々な目にあったことがある。
大切な約束事がありタクシーを予約し、伝えた住所が車内のGPSで出てこず(家でGoogle mapを調べた時には住所は出ていた。)、運転手は別の似た住所(フランスでは通りの名前は同じでも、その名前の前にBoulouverd、Avenue、Rueとそれぞれつくと、それぞれに違う場所を指す。その時はRue ○○と伝えたのに、Avenue ○○に連れて行かれた。) と勘違いし、全然違う通りで降ろされ、まったく迷子になってしまった。
その時、わたしはまだフランスではスマートフォンを持っていなかったのだ。仕方がな いので二代目のタクシーを呼んで15分後またタクシーに乗ったはいいが、そのタクシーのGPSにも住所は出てこず(会社が同じなので当たり前ではあるけれ ど)にも違う場所に連れて行かれ、結果1時間も約束時間に遅れ、約束はキャンセルされてしまった。
他にも、観光客相手に相当な値段でぼったくるタクシーの話も よーく耳にする。
そんなことを話ていると、Cyrilの上司がこれ本当に便利だよ!!と鼻息荒く、いや、とっても熱心に教えてくれたのが、”UBER”である。
UBERとはアメリカで生まれた、スマートフォンのアプリを使った配車タクシーサービスのこと。
現在では世界54カ国、250都市以上でサービスを展開していて、実はここフランスでも少しずつ利用者が増えている。なんといっても、聞けば聞くほど、かなり便利そう!
UBER の特長は、タクシーを呼び出ししてから料金の支払いまで、全てスマートフォンのアプリ上で完結すること。スマホの地図上で乗車したい場所を指定してタクシーを呼び出し、乗車。降車時の支払いは事前にアプリに登録したクレジットカード情報を元に手軽に決済処理できる。つまり、事前に予定金額を知る事ができ、車内では金銭のやりとりが発生しないのでスムーズに降車できるというわけだ。
さて、ここからはCyrilの上司からの説明。
まずアプリを立ち上げる。自分の位置を入力すると、画面には近くを走っている数台のUBER車が表示される。その中の一台を選択すると、あっというまに車が目の前に。その車というのも、一般者なんだけど、かなりリュクスな車で、運転手さんも服装もきちんとしていて、驚くほどみんな感じがいい。行き先は事前に アプリで入力できるから、乗り込んだらすぐ出発してくれる。しかも車内はいつ利用しても綺麗だし、必ずサービスのミネラルウォーターのペットボトルが置い てあるし、車内の音楽も指定できるんだ!普通のタクシーみたいに、遠回りされてないかとか、つり銭誤魔化されてないかとか、そんなことまったく気にする必 要ないんだ。タクシーよりも価格や安いし、本当に僕のおすすめだよ!
といい、上司はUBERのアプリを開いて、熱心にCyrilに教えるあまり、誤って本当に車の呼び出しボタンを押してしまった。それからあっというまに、職場に車が迎えに来てしまい、上司は意味もない料金(6ユーロ)を払ったそう(笑)
ただ、いろいろと調べていくと、このUBERをめぐってはやはりいろいろと問題がありそうだ。
②へ続く。
以 前、わたしはタクシーで散々な目にあったことがある。
大切な約束事がありタクシーを予約し、伝えた住所が車内のGPSで出てこず(家でGoogle mapを調べた時には住所は出ていた。)、運転手は別の似た住所(フランスでは通りの名前は同じでも、その名前の前にBoulouverd、Avenue、Rueとそれぞれつくと、それぞれに違う場所を指す。その時はRue ○○と伝えたのに、Avenue ○○に連れて行かれた。) と勘違いし、全然違う通りで降ろされ、まったく迷子になってしまった。
その時、わたしはまだフランスではスマートフォンを持っていなかったのだ。仕方がな いので二代目のタクシーを呼んで15分後またタクシーに乗ったはいいが、そのタクシーのGPSにも住所は出てこず(会社が同じなので当たり前ではあるけれ ど)にも違う場所に連れて行かれ、結果1時間も約束時間に遅れ、約束はキャンセルされてしまった。
他にも、観光客相手に相当な値段でぼったくるタクシーの話も よーく耳にする。
そんなことを話ていると、Cyrilの上司がこれ本当に便利だよ!!と鼻息荒く、いや、とっても熱心に教えてくれたのが、”UBER”である。
UBERとはアメリカで生まれた、スマートフォンのアプリを使った配車タクシーサービスのこと。
現在では世界54カ国、250都市以上でサービスを展開していて、実はここフランスでも少しずつ利用者が増えている。なんといっても、聞けば聞くほど、かなり便利そう!
UBER の特長は、タクシーを呼び出ししてから料金の支払いまで、全てスマートフォンのアプリ上で完結すること。スマホの地図上で乗車したい場所を指定してタクシーを呼び出し、乗車。降車時の支払いは事前にアプリに登録したクレジットカード情報を元に手軽に決済処理できる。つまり、事前に予定金額を知る事ができ、車内では金銭のやりとりが発生しないのでスムーズに降車できるというわけだ。
さて、ここからはCyrilの上司からの説明。
まずアプリを立ち上げる。自分の位置を入力すると、画面には近くを走っている数台のUBER車が表示される。その中の一台を選択すると、あっというまに車が目の前に。その車というのも、一般者なんだけど、かなりリュクスな車で、運転手さんも服装もきちんとしていて、驚くほどみんな感じがいい。行き先は事前に アプリで入力できるから、乗り込んだらすぐ出発してくれる。しかも車内はいつ利用しても綺麗だし、必ずサービスのミネラルウォーターのペットボトルが置い てあるし、車内の音楽も指定できるんだ!普通のタクシーみたいに、遠回りされてないかとか、つり銭誤魔化されてないかとか、そんなことまったく気にする必 要ないんだ。タクシーよりも価格や安いし、本当に僕のおすすめだよ!
といい、上司はUBERのアプリを開いて、熱心にCyrilに教えるあまり、誤って本当に車の呼び出しボタンを押してしまった。それからあっというまに、職場に車が迎えに来てしまい、上司は意味もない料金(6ユーロ)を払ったそう(笑)
ただ、いろいろと調べていくと、このUBERをめぐってはやはりいろいろと問題がありそうだ。
②へ続く。
2015/11/19
パリ同時多発テロから
約2週間の日本短期帰国を経て、フランスに戻ってきた、その2日後、
パリでの悲しい出来事。
オランド仏大統領は14日午前に演説で、一連のテロで127人が死亡したと明らかにし、過激派組織「イスラム国」(IS)によるものだと断定した。
15日、フランス軍はパリ同時多発テロ以降初めて、ISが拠点とするシリア北部ラッカを空爆。
オランド大統領は「フランスは戦争状態」として、ISに事実上の宣戦布告を行った。
憎悪の連鎖...
18日午前4時半、警察はパリ近郊のサン・ドゥニの街で、13日のテロ事件の犯人もしくは共犯疑惑のある容疑者が宿泊しているアパートを襲撃した。
そもそも「イスラム国」とは何か。
「イスラム国」は何のために生まれてきたのだろうか。
それは本当の敵としての実態なのだろうか。
「テロを起こすのは過激思想を持った移民」という嫌悪対象でよいのだろうか。
高ぶった感情、つのる恐怖と不安感の中で、さくさくと決められていく法案。
テロが起こった後、疑惑のあるテロリストを迅速に見つけることができる警察。
様々な憶測や溢れかえる情報の中で、わたしたちは今、いったい何ができるのだろうか。
いや、何をするべきなのだろうか。
残虐な行いにより尊い命を奪われている世界中の方々に、
心よりご冥福をお祈りいたします。
Photo : l'express.fr
今日はここまで。
A bientôt!
パリでの悲しい出来事。
オランド仏大統領は14日午前に演説で、一連のテロで127人が死亡したと明らかにし、過激派組織「イスラム国」(IS)によるものだと断定した。
15日、フランス軍はパリ同時多発テロ以降初めて、ISが拠点とするシリア北部ラッカを空爆。
オランド大統領は「フランスは戦争状態」として、ISに事実上の宣戦布告を行った。
憎悪の連鎖...
18日午前4時半、警察はパリ近郊のサン・ドゥニの街で、13日のテロ事件の犯人もしくは共犯疑惑のある容疑者が宿泊しているアパートを襲撃した。
Photo : liberation.fr
そもそも「イスラム国」とは何か。
「イスラム国」は何のために生まれてきたのだろうか。
それは本当の敵としての実態なのだろうか。
「テロを起こすのは過激思想を持った移民」という嫌悪対象でよいのだろうか。
高ぶった感情、つのる恐怖と不安感の中で、さくさくと決められていく法案。
テロが起こった後、疑惑のあるテロリストを迅速に見つけることができる警察。
様々な憶測や溢れかえる情報の中で、わたしたちは今、いったい何ができるのだろうか。
いや、何をするべきなのだろうか。
残虐な行いにより尊い命を奪われている世界中の方々に、
心よりご冥福をお祈りいたします。
Photo : l'express.fr
今日はここまで。
A bientôt!
登録:
投稿 (Atom)









