2014/09/17

パリのおいしい審査!

Bonjour à tous!

さてさて今日はフランスの”おいしい”話をご紹介します♪

その昔、18世紀、90%のフランス人は一日あたり1kgものパンを食べていたと言われています(!)
現在はというと、平均150gといういう減少ぶり。18世紀当時は保存がきく丸型パン、パン・ド・カンパーニュが主流でしたが、今、フランスで日常的なのは...

”La baguette”(ラ バゲット)

1920年頃から流行りだしたと言われ、今はフランス人の食卓にかかせないものとなっています。

 
さて、パリでは、パリ市が主催する”Le concours de la meilleure baguette”という一番美味しいバゲットを出すパン職人を決めるコンクールが毎年1回行われます。

まず、長さ55-66cm、重さ250-300gという規定から外れているものは予選で落とされ、その後残るのは塩分が生地1kgあたり18g以下のバゲット。

審査対象となるのは、外観、焼き具合、中の白い部分、香り、味の5点です。




受賞したパン職人は4000ユーロの賞金がもらえ、1年間、大統領官邸であるエリゼ宮に毎日パンを届けるという名誉を受けます。

この賞を受賞すると、受賞後のキャリアが確実に変化すると言われています。受賞後、メディアに大きくとりあげられ、2011年の受賞者は売り上げが40%増になり、ブラジル、日本、カナダ、中国のテレビ局からのインタビューに出演したり、2012年の受賞者は一日の生産数が300本から900本に跳ね上がったとのことです。


パリ住民だけでなく、海外も注目するこのバゲットコンクール。

ちなみに2014年今年は、パリ14区、パン屋Au délices du Palaisのアントニオ・テクセラ氏がグランプリを受賞しました。彼はなんと弱冠24歳!実は1988年に彼のお父さんも同じ賞を受賞しています。

 アントニオ・テクセラ氏と彼のお父さん
Au délices du Palais
60 Boulevard Brune, 75014. Tel: 01 45 39 48 68.


美味しいバゲットが食べられるのは、やっぱりフランスならではですね!


さて、今週の土曜日20日、先月おこなった『シリルの”おいしい”から始まるフランス語講座』
ご好評につき、再講座を開催いたします♪
ご予定が合うかたはぜひご参加ください☆
詳しくはこちらへ★★★


それでは今日はここまで♪
A bientôt!

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