2014/08/30

フランス語で「音痴」

Bonjour à tous!


今日はフランス語の面白い表現を紹介します♪

フランス語で「歌が下手 = 音痴」という意味の表現。
「○○○のように歌う」 chanter comme une ○○○

○○○の中には日頃料理で使う調理器具の名前が入ります。
さてどんな調理器具でしょうか?


1. Cocotte
(ココットゥ、「厚手の蓋付き両手鍋」)



2. Casserole
(カスロール、「鍋(片手鍋)」)



3. Poêle
(ポワル、「フライパン」)



さて答えは...??


2番の La casserole 片手鍋でした!

Il chante comme une casserole !「彼は音痴だ!」


でもなぜ鍋なのでしょうか??
鍋を叩いた時の調子っぱずれの音からきているのでしょうか??


それでは今日はここまで♪
A bientôt!

2014/08/29

これってフランス語?「アデランス」

Bonjour à tous!

普段日本の会話の中で普通に使っている言葉で、実はフランス語でした!という言葉を
紹介する「これってフランス語?」♪

今日の言葉は「アデランス」 

普段使っている言葉というわけではないのですが、男性かつらを扱う会社として有名な社名”アデランス”で、日本のみなさんにはなじみのある言葉だと思います。

実はこれはフランス語。"L'adhérence"
密着、粘着、接着、付着など、「ぴったりくっつくこと」を意味する言葉です。




ちなみに調べてみると、アデランス社の社名は、
従来の不安定な〝かぶる〟かつらとの違いを強調するとともに
「社会に早く定着するように」との意味も込められてつけられたそうです。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!





2014/08/28

ハックション!フランス語では??

Bonjour à tous!


フランス語で「くしゃみ」は”L'éternuement”

日本では「くしゃみ」の音は”ハクション”と表現しますが、
フランスでは”atchoum”(アチュー ム)といいます。

今日はそんなくしゃみに関するフランス人の習慣を紹介します♪

誰かがくしゃみをしたらその周りにいる人は、そのくしゃみをした人に向かって
「A vos souhaits! 」(ア ヴォ スゥエ)、
もしくはそれが親しい相手なら「A tes souhaits!」(ア テ スゥエ)
と言ってあげなければなりません。「あなたの願いが叶いますように」というような意味です。

そしてまたくしゃみをした時、二回目は、「A vos amours! 」(ア ヴォザムー)「A tes amours!」(ア・テザムー)と言います。
「あなたの恋に」というような意味です。

とにかくフランス人は、相手がくしゃみをすると決まってこれを言います。
言われたほうは決まって“Merci !”と返します。



日本では、誰かの噂話の対象になっている時にくしゃみが出るという言い伝えがありますが、
日本では、くしゃみをすると鼻から魂が抜けると信じられていたようです。
フランスでは、噂話の対象になっている時にはくしゃみでなく「耳がひゅうひゅうと鳴る」と言います。(Avoir les oreilles qui sifflent)
古代ギリシャではそれは神が通っているという合図だったそうです。

それでは今日はここまで♪
 A bientôt!



2014/08/27

これってフランス語?「グラタン」

Bonjour à tous!

昨日に引き続き、普段日本の会話の中で普通に使っている言葉で、実はフランス語でした!という言葉を今日も紹介します♪

「グラタン」

日本では、肉・魚介・野菜などの材料とソースを耐熱性の器に入れて、すりおろ したチーズ・パン粉などをふりかけて、オーブンでこんがりと色づくまで焼いた料理のことをいいます。
日本ではおもに具の中にショートパスタが入っているマカロニグラタンのことを指すことも多いですね。

これももとはフランス語。"Le gratin"
もともと、鍋にこびりついたお焦げのことです。
引っ掻くという動詞、Gratter ここから、このお焦げをこそげ落とすことからLe gratin と呼ぶようになったと言われ、サボワ・ドーフィネ地方が起源といわれています。
そして、失敗した焼き料理のお焦げがおいしかったところからはじまり、 19世紀以降、料理の表面に軽いこげ目を作る調理法と、できあがった料理そのものをLe gratinと呼ぶようになりました。
Gratiner(グラティネ)「~をグラタンにする」という意味の動詞もあります。

 
  
ちなみにドーフィネ地方とは
フランス南東部の地域圏のローヌ・アルプ地方の中、
ローヌ河の近くのイゼール県グルノーブル周辺をさします 。

ドーフィネ地方は、ドーフィネ風ジャガイモのグラタン Gratin Dauphinoisを筆頭に
様々なグラタンがあり、グラタンの国と呼ばれています。

牛肉とジャガイモのグラタン Gratin de hachis aux tomate
ジャガイモのトリュフ風味焼き Pommes de terre sarladaise
ハム入りジャガイモの詰め物 Pommes de terre farcies au jambon cuit
タルティフレット Tartiflette
ファルソンFarçon
などなど、数え切れないほど!


グラタンには、ちなみに、料理と関係ない意味もあり、
話し言葉で「エリート、上流社会」のことを指します。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!



2014/08/26

これってフランス語?「アンニュイ」

Bonjour à tous!

今日は、普段日本の会話の中で何気なく使っている言葉で、実はフランス語でした!というものを紹介します♪

「アンニュイ」

この言葉は日本語で女性にたいして使われているのを聞きます。
もの憂い、けだるそうな、雰囲気の女性を形容して、アンニュイな女性など。
どちらかというと日本語では褒め言葉として使われるのではないでしょうか?

この「アンニュイ」はフランス語です。
"L'ennui"
主に二つの意味を持ちます。

①主には複数形にして"les ennuis" 「悩み、心配事、厄介事、トラブル」という意味.。
例:J'ai des ennuis d'argent.「お金に困っている。」

②「退屈、倦怠」という意味。
例:Il meurt d'ennui. 「彼は死ぬほど退屈している。」

う~ん、あんまりいいイメージで使うことはありません。
人のことを形容する時に使えば、どちらかというとあいつは厄介者だとか、
人に迷惑をかける、そんなイメージです。

ちなみに動詞の"ennuyer" は、
①~を困らせる、~をうるさがらせる
Cess d'ennuier ton père avec tes questions.
「質問ばかりしてパパをうるさがらせるのはやめなさい。」

②~を退屈させる、うんざりさせる
La campagne m'ennuie.
「田舎は私には退屈だ。」



またこれから時々、”日本語の中のフランスの単語”を紹介していきます。

それでは今日はここまで♪

A bientôt!


2014/08/25

Velibの季節

Bonjour à tous!

日本は最近じめじめとして雨の日が多いですが、
フランスの今頃の季節から秋にかけて、自転車がおすすめです♪

パリの街にはとっても便利なVelib(ヴェリブ)というレンタサイクルがあります。
2007年7月からパリ市が運営を始め、街中のところどころにVelib専用のパーキングがあり、一度登録をすればどこからでも借りることができて、どこのパーキングへ返してもよいという画期的なシステムです。


パリに住む人たちにとっては日常の移動手段や終電を逃した時、ストで電車やバスが止まった時にも使え、とっても便利で人気!(ただしストの日の朝は早いもの勝ちなので、大変です...)
そしてもちろん旅行者でも使えます!

<利用基本料…1日(24時間):1ユーロ/7日:5ユーロ/1年間:29ユーロ >
基本料金は1日1ユーロ!しかも30分以内の利用なら無料で、1日に何度でも借りることができ、24時間いつでも利用できます。
開始から31~60分は基本料から1ユーロ加算、61~90分なら2ユーロ加算。91~120分以降になると30分ごとに4ユーロ加算。
要は、30分以内に返却しながら乗ると1日1ユーロで利用できます。


<支払い方法>
支払いはクレジットカードのみ受付。利用できるカードは、残高が150ユーロ以上ある、ICチップ付きのVISA、MASTER、JCB、AMEXのみ。

<交通ルール>
基本的なルールは、自転車は車道を走り歩道は走行禁止。
車の交通規則に従うということです。
自転車で歩道を走ると罰金を取られることがありますのでご注意下さい。 
右側走行で(日本と逆で車両は右側)、一方通行の道は逆走禁止です。
自転車専用道路があれば、そこを走ること。ただしセーヌ川沿い以外ではほとんどありません。


基本的には車道を走るわけですが、ということは、バスと同じレーンを走らなくてはなりません。
かなり追われてる感があってスレスレで横を通ったりすることもあったりと結構こわいです。
バスが来たら張り合わない事!



パリに滞在するなら是非Velibを利用してみては?

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2014/08/24

つながる文化、広がる文化

Bonjour à tous!

昨日は『シリルの”おいしい!”から始まるフランス文化講座』を博多区のさんさん広場祇園教室で行いました♪

日本とフランスでは食事ひとつとってもさまざまな違いがあり、それを知ることで、また「あー日本ってなんていい国なんだろう!」とか、「へ~!フランスってそんな意外な一面があったんだ!」など、また違った角度でその国の良さを発見できます。


レストランではなぜ男女が交互に座るのか、レストランではカップルはどちらが先に入るのがフランス式かなど、その本来の理由を知るとまたいろいろとフランスの男女のあり方の歴史を垣間見ることができます。

昨日はまたたくさんの方にそんなフランス文化の一部を知っていただく機会になりました♪
これからも、フランス文化に気軽に触れることのできるイベントや講座をどんどん行っていく予定です。 ご興味がある方はぜひご参加ください!


ちなみに、”ちょっとちょうだい”がフランスのレストランではマナー違反だということにとてもみなさん驚かれていたようです。誰かとお皿をシェアできないなんて!という反応が大きかったようです。
「取り皿ください!」 なんてもってのほか(笑)

それでは今日はここまで♪


A bientôt!

2014/08/22

いよいよ明日は♪

Bonjour à tous!

『シリルの”おいしい”から始まるフランス文化講座』はいよいよ明日です♪

Cyrilがなにやら講座の構想をいろいろ練っていたので、
「ねえねえ、例えば食事ひとつとっても日本とフランスって違うところがいっぱいなの?」と聞くと、
「いっぱいというか...違うところだらけだよ(笑)」という答えが返ってきました。

はて...いったいどんなところが違うのでしょうか?

国の数だけたくさんの文化があって、それぞれに似てるところや違うところがあって、
それを知ることはとても興味深く、なんだかわくわくします。

日本ではちょっと下品とされてる”あの行為”、フランス人が実は大好きなこと...って何??
フランスで家族で食事をする時に必ずすることとは??
食事中日本では普通にする行為で、フランスではマナー違反なことは??

答えは講座で公開!
お楽しみに♪

さんさん広場教室の広報担当 タッキーと一緒に♪

A bientôt!


2014/08/19

ちょっとちょうだい

Bonjour à tous!

今日は食事の文化について、日本とフランスの違うところを紹介します♪

日本では外食の際(よっぽどの格式高いレストランでない限り)、
一緒に行っている人と注文した料理を分け合ったり、
ちょっと味見させてもらったり、ということは日常茶飯事ですが、
フランスでは外での食事の時は、マナー的にとても失礼なこととされていて、まずやりません。

一緒に食事をしている相手が何を注文するかなんてあまり気にしないので、自分が何を食べたいか、食べたくないかでメニューを選ぶのが普通です。”ねえねえ、ちょっとそれちょうだい”なんてことは決してしません。


ですので、フランスへ旅行に行き、レストランで食事をする際は、
”ねえねえ、ちょっとそれちょうだい” は控えましょう。
ちょっと味見、してみたくなりますけどねww


日本とフランスの文化のあんなことやこんなこと、
”おいしい”をきっかけに広がるフランス文化講座は明後日、さんさん広場教室にて。
ご興味がある方はぜひお越しください♪

8月23日14時ー15:30
『シリルの”おいしい”から始まるフランス文化講座』
詳細はこちらへ
 

 A bientôt!

2014/08/18

今週の土曜日は♪

Bonjour à tous!

8月23日土曜日に開催の『シリルの”おいしい!”から始まるフランス語講座』、
いよいよ 一週間をきりました♪

今回は、フランス語の講座ではなく、フランス文化の講座です。
講座とはいえ、まったくかたくるしいものではなく、
日頃あまり知ることのないフランスの雑学を知って楽しむ、
そんな時間になればと思っています♪

Cyrilをご存知の方は彼のものしり具合をよくご存知だと思いますが、
そんなCyrilが大好きなフランスの文化について話すのですから、まあ大変(笑)!
あんなことやこんなこと、いろんなことに話が触れる楽しい時間になると思います。


場所は博多区にあるさんさん広場教室、いろんな面白そうなセミナーやイベントが開催されているわきあいあいとした教室です。

今回の講座の定員は25名です。定員になり次第、締め切りをさせていただきます。
ご興味のある方はぜひご参加ください♪ 

それでは今日はここまで♪
A bientôt!



2014/08/16

パリでバスに乗ろう!

Bonjour à tous!

わたしがパリに住み始めて間もない頃、移動はもっぱらメトロでした。
パリの街中はバスが行き交い、フランスのバスってどんなかななんて興味はあるものの、バスの乗り方もよくわからないし、バスの路線図を開くといろんな線がいろんな方向にからまっているように見えて、なんだかとても複雑でいつもあきらめていたのでした。

でもやっぱり乗ってみたい!と、勇気を振り絞ってバスに乗ってみたところ、
なんと!まあ!パラダイス!(←少々言いすぎですが)

何がパラダイスなのかというと、全面ガラス張りのバスの窓、その窓からあのパリの街の美しさが飛び込んでくるのです!
しかもメトロに比べると断然清潔!スリなども少ないです。

その日を境に、わたしはバス移動のとりこになってしまいました。


バスに乗り始めてみると、メトロよりピンポイントで目的地に到着できる場合が多いことに気づきます。あの複雑に見えたバスの路線図も読み方さえマスターすれば、とっても便利!
しかもパリの交通公団RATPのサイトには、各路線の停車駅がわかりやすく載っているのです。

まずはバスの路線マップを手に入れましょう。メトロの改札でももらえます。
RATPのサイトからダウンロードもできます。パリのバス路線図

 
そして出発地と目的地のバスの路線番号を調べ、地図で停留所を調べます。
注意することは行く方向を間違えないこと。

停留所で目当てのバスが来たら手を上げて乗車の意思を運転手さんに伝えます。ひとつの停留所にいくつもの番号のバスが止まる場合があるのでバスが来てもこのジェスチャーをしないと通り過ぎてしまうことがあります。



切符はメトロの切符と共通で、メトロの改札やキオスクであらかじめ買うことができます。
乗車したら、切符を運転手さんの隣りに備え付けてある改札機で刻印します。切符を持っていない場合は運転手さんから直接購入できます。
『Un ticket, s'il vous plâit.』 アンチケ・シルヴゥプレ (切符を一枚お願いします)
☆バスの場合は最初に刻印してから1時間半、1枚の切符で乗り放題です。

メトロもそうですが、車内の乗り込んだあと切符は必ず降りるまで捨てないでください。
抜き打ちで検札員 Contrôle des Ticketsが乗り込んで来たときに切符を見せなければなりません。
切符を持っていない場合は、その場で罰金が命じられます。


そして降車したい停留所の前になったら、座席の隣りにある赤いボタンをおして降りる準備をしてください。ボタンを押したら車内前方にある『ARRET DEMANDE』の文字が点灯します。

話に夢中になっていたり、窓の外の景色に見とれていたりして、
もし目的の停留所を乗り過ごしてしまったら...
慌てないで大丈夫。バス停の区間も短いので、多少乗り過ごしたり、手前で降りても歩けば何とかなっちゃいます。

どうですか?
パリの街を走る二階建て観光バスに乗るよりも、こうやって一枚の切符で市内バスを乗り回す方が断然パリの街を楽しめる!と思うのです。

パリに滞在するならぜひバスに乗ることをおすすめします♪

ルーブル美術館の真ん前も通ります!この景色は本当におすすめ!


それでは今日はここまで♪
A bientôt!

フランスの洗濯物

Bonjour à tous!

今年は、8月に入ってから梅雨の再来?!と思うような雨の日が多いですね。
雨の日が続くと洗濯に悩まされます...

さて、今日はフランスの洗濯物のプチ雑学を紹介します♪

実はフランスでは、大都市はもちろん郊外の団地のようなところでも洗濯物を外に干すことが禁じられているところが結構あります。



理由はというと、「景観上いいものではないから」です。

パリでは洗濯物を外に干すことは出来ません。もちろん一軒家など庭に干すのはかまいません。
ですので普通は、洗濯物はお風呂場などに干します。

洗濯物を干す条例に違反したら、罰金が取られ、最終的に住居から追い出されることがあるそうです。

 


こうやって街の景観が保たれているんですね。

それでは今日はここまで♪

A bientôt!

2014/08/14

日本人とフランス人、こんなとこが違う?

Bonjour à tous!

バカンスの時期だからなのか、8月に入り旅のことを多く書いているような気がしますが、
今回もそんな旅をテーマに、日本とフランスの小さな違いについて少しだけ♪

日本人の多くの人は、旅行の目的に「美味しいものを食べる」ということを挙げることが多いようです。
”あの場所は○○が美味しいと有名だからぜひ食べてみたい!” というように。
その美味しいものに合わせてその旅行の内容を決めていくことも少なくありません。
日本人同士(特に女性同士?)の旅行に計画の中だと、
「よし、じゃあそこに行くことに決めよう♪ で、何を食べる♡??」という会話が聞こえてきます。


一方、フランス人はというと、旅の目的はあまり食事にはないようです。どちらかというとその目的は、景色を見ることであったり、有名な遺跡や建造物に訪れることであったりと、何かを見ることや体験することが大きくなります。なので、旅の計画の中でそんなに頻繁には「何を食べるか?」の会話は出てきません。

Cyrilにこの違いを言われてみて、初めて「あ~、なるほどそうかもしれない」と思いました。
もちろん人にもよりますが、わたしたち日本人にとって”旅行中に美味しいものを食べる”ことは旅の醍醐味であったりしますよね。
旅に限らず、食べ物に関する情報は日本が圧倒的に多いと思います。TVや雑誌でご当地グルメの情報を目にする機会も本当に多いです。


 もうひとつの違いは、「お土産」について。
日本人は旅行に出かけるとよく、家族や友達、または同僚へお土産を買いますが、 それもひとつの楽しみになっているようです。
比べてフランス人は、その旅の思い出として何か記念のものを自分のために買ったりはしますが、他の人へ渡すための旅行のお土産を買うことはあまり多くありません。(もちろん人に寄りますが。)

日頃意識しないことでも、他の国の文化と比べてみると、「へ~こんなところに国民性がでるのか~!」なんて驚くことがたくさんあります。

探してみるとまだまだありそうですね。
それでは今日はここまで♪

A bientôt!


2014/08/13

よい旅を!

Bonjour à tous!

お盆が始まり、休暇中の方も多いのではないでしょうか?
今日は旅のフランス語を少しだけ紹介します♪

日本から飛行機でParisに到着。
突然アナウンスも表示もすべてフランス語が書かれて、あたりはなんだか少し甘い香りがします。
12時間の長いフライトを経ても、今から始まる旅のワクワク感で疲れも吹き飛ぶようです。


まず空港で。 『Bagages 』=le bagage(バガージュ)「荷物」という表示に従って進みます。
ちなみに≪ Correspondance ≫ (コレスポンダンス)=la correspondance「乗り継ぎ」という表示は、すぐにフランスには入国せず、乗り継ぎ便を利用する人が進みます。

荷物も無事に引き取って、シャトルバス 『le navette 』 (ナヴェット)か、タクシー 『 le taxi 』(タクシー)で市内のホテルへ。初めてParisのTaxiに乗る人はその運転の荒さにびっくりするかも?!
Taxiに乗ったら「○○(行き先)までお願いします」と伝えます。
『○○, s’il vous plait.』(○○、スィル ヴ プレ)
もちろんフランスに慣れている人はフランス国鉄(SNCF)が運営する 高速郊外鉄道『RER』(エール・ウー・エール)に乗ってParis市内に入るのもOK!


さて、Parisの街中を移動するにはメ『le métro』メトロが大変便利です。
切符は『le billet』 (ビエ)
せっかくなら旅行中にメトロを乗り回そう!と考えている人には、
『le carnet』(カrネ)と呼ばれる10枚綴りのチケットがおすすめ。市内のバスにも利用できます。
10枚綴りのチケットを買う際は、
『 Un carnet, s’il vous plait. 』 (アン カrネ スィル ヴ プレ) 「カルネを一つください」
くれぐれもスリやジプシーには気をつけて!

お店やレストランに入る時は、必ず
『Bonjour!』(ボンジューr)を、そして出る時には『Merci!』(メrシー)を。
それから… 大事ですね。『Où sont les toilettes?』(ウ ソン レ トワレットゥ?)
「トイレはどこですか?」


では、皆さんも、『 Bon voyage ! 』(ボン ヴォヤージュ)「良い旅を!」


A bientôt!




2014/08/12

トリコロールの由来

Bonjour à tous!

今日はフランスにまつわるプチ雑学、フランスの国旗について♪

よく目にする青、白、赤の三色の旗が
正式に国旗として制定されたのは、 1794年。


フランスの国旗は、通称Tricolore トリコロール(三色という意味)と呼ばれています。

青、白、赤の三色はそれぞれ、自由、平等、博愛を意味するとはよく言われていますが、
青と赤は、パリ市の紋章の色であり、白についてはフランスの王家・ブルボン朝の象徴である白百合に由来するという説が有力です。1789年に始まったフランス革命時にパリと王家の和解の意味を込めて、旗に記したのが本当の由来とも言われています。

また、白は「ジャンヌダルクの旗に由来している」というような説やオランダの三色旗の影響があったとの説もあります。


青:Le bleu (ル・ブルー)      青い:bleu(e)
赤:Le rouge (ル・ウージュ)  赤い:rouge
白:Le blanc (ル・ブラン)       白い:blanc/blanche


それでは今日はここまで♪
A bientôt!



2014/08/11

ル・ボン・マルシェが日本に染まる?!

Bonjour à tous!

パリにある世界最古の百貨店ル・ボン・マルシェで、今年8月30日(土)から10月18日(土)の期間 、
日仏文化協力90周年を迎える今年、衣・食・住・アートに纏わる「日本」をかつてない規模で紹介する企画展「Le Japon Rive Gauche ― ル・ジャポン・リヴ・ゴーシュ展」が開催されるようです。



カルチャー部門はベネッセアートサイト直島と建築家の安藤忠雄をメインゲストに迎えて、「Le Japon Rive Gauche」の期間中、3階部分では安藤忠雄が設計した直島の建築がエコールブール国立工芸学校の学生らによって再現されます。また、9月2日には安藤忠雄がル・ボン・マルシェのショーウィンドウにライブペイン ティングを施す予定とのこと。
なんて楽しそうなんでしょう!

それからファッション 部門。デザイナー阿部千登勢が手がける「sacai」からは、今回のためにデザインしたカプセルコレクションや限定アイテムが登場。
その他、「BEAMS(ビームス)」や「THE RERACS(リラクス)」、「beautiful people(ビューティフル ピープル)」、「HYKE(ハイク)」、「kolor(カラー)」、「D&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)」など100を超える日本ブランドが参加するそう!

レディスやメンズファッションからキッズ、ビューティ、文房具や日用品、そして食品までと、オタク文化だけではなく、今の日本のカルチャーをフランスに知ってもらえる素敵な展示になりそうです!

160年以上もの間、独自の美的感覚で世界中のカルチャーを発掘し続けてきた老舗百貨店ならではの豪華な企画展ですね。

★Le Japon Rive Gauche
 開催期間:2014年8月30日〜10月18日

★Le Bon Marché Rive Gauche 24, rue de Sèvres
 75 007 Paris
 FRANCE
 +33 1 44 39 80 30

それでは今日はここまで♪

A bientôt!

2014/08/10

8月のフランス旅行必需品

Bonjour à tous!

湿気が少ないのでとても過ごしやすい8月のフランス。
ニースなどの南フランスやリゾートビーチを除けば日本の避暑地のように木陰や建物に入れば涼しい程度の暑さで、朝晩 は肌寒い日も多くあります。

ただし太陽の日差しがとても強いので、日焼け止めに、帽子やサングラスは必需品!



でも実は気温30度を超える暑い日は数日程度しかありません。
そしてクーラーの普及は極めて低く、公共交通機関のメトロはもちろんのこと、ブティック、レストラン、4つ星以下のホテルにはほとんどクーラーがありません。
混雑するメトロ車内や窓・空調が少ない満席の小さなレストランでは、人の熱気で息 苦しい暑さを感じることもあります。 (真夏の通勤ラッシュ時のRERの車内といったら...!!)
なので、ミニ団扇や、扇子を持っていくことをおすすめします。
やっぱりここは日本人、個人的には素敵な和風の扇子がおすすめです♪


場所別の平均気温、最低気温、最高気温
パリ     21°C    16°C     25°C    
ニース  24°C    20°C     28°C    
東京    27°C    25°C     31°C    


この時期のフランス旅行の必需品
UV対策!扇子!肌寒い日のためのカーディガン!

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2014/08/07

システムD

Bonjour à tous!

フランス人の考え方のひとつに、
système D』(システム・デ) というものがあります。


この「システムD」の"D"はdebrouillerという動詞の頭文字。
se debrouiller 何とかする、切り抜ける  という意味です。
つまり「システムD」というのは、「無いものは、ちょっと知恵を働かせて、
あるもので代用する」という概念のこと。
ちょっと知恵を働かせて工夫をして、うまくやり抜ける方法です。


フランス人はもちろん人にもよりますが、日本人に比べると倹約家が多いように思います。
何かひとつ買う時でも、本当に自分に必要なのか、何かで代用できないか、もっと安く買える店はないか、よく考えて決めます。
日本と大きく違うなと感じるのは、ブランド品の価値は認めますが、自分に似合うかは別問題と考え、自分らしさを演出できるかどうかに価値を置いている点です。
決してケチというわけではなく、その根底には物を大切にするという精神がある気がします。壊れた物は修繕し不要な物は譲る。古くても、安物でも、自分が気に入ったらそれでいいという考えがあります。
物もあんまり捨てません。古くなってものも何度も修繕を加えて繰り返し使う人が多いです。


そういった考えからフランス人の生活に馴染んでいるのが、 「システムD」。
フランス人は日常的に、「もう、こうなったらシステムDをするしかない」という表現をよく使います。
そしてなんだかそれを言ってる時はなんだか楽しそうなのです。

自分なりに工夫して、お金をかけなくても楽しく生活していく知恵のシステムです。



 
それでは今日はここまで♪
 A bientôt!


2014/08/06

海水浴場へ行く

Bonjour à tous!

8月に入り、フランスでも30度を越える日が続いているそうです。

そんな日はやっぱり海に行きたくなりますね。

Aller à la plage 海水浴場へ行く


今日は海水浴に関するフランス語を紹介します♪

La mer (ラ メーr):海
La plage (ラ プラージュ):浜辺、海岸、海水浴場
La soleil (ラ ソレイユ):太陽
La crème solaire (ら クrェーム ソレーr):日焼け止めクリーム
Les lunettes de soleile (レ・リュネットゥ ドゥ ソレイユ):サングラス
Le maillot de bain (ラ マイヨー ドゥ バン):水着
Le sable (ラ サァブル):砂
La serviette (ラ サrヴィエットゥ):タオル




日本の海にははもうすぐクラゲが多くなりそうですね!
ちなみにクラゲは
La méduce ラ メドュース


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2014/08/05

100年前のParisへタイムスリップ

Bonjour à tous!

今日ご紹介するのは、ちょうど100年前、1914年のParisの写真です。

フランスの実業家であったAlbert Karhn(アルベール・カーン)の美術館 Musée et Jardins de Albert-Kahn の写真コレクションの中から。

















 




フランスの実業家であったアルベール・カーンは、南アフリカの金鉱とダイヤモンド鉱への投機で莫大な財産を築き、1898年に自らの銀行を設立したという大富豪。
後に私財を投じた「地球映像資料館」を設立し、世界約50か国へ写真家を派遣。72,000点余のカラー写真や約100時間に及ぶという、歴史資料としても極めて重要な100年前の世界を記録したことで知られています。


こうやってみると、今は建物が整備されたり壁の色が綺麗になったりはしていますが、Parisの街全体はあまり大きくは変わっていないように思いますね。
Parisの街の魅力は100年前から存在しているようです。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


2014/08/04

★イベントのお知らせ★

Bonjour à tous!

8月23日(土)14時~
「シリルの”おいしい!”から始まるフランス文化講座」
を開催いたします♪

フランスの家庭料理ってどんなもの?フランス人ってどんな風に食事をするの?日本の文化とどんなところが違う?などなど...
フランス料理を入り口に、フランス文化のさまざまな魅力にせまる
ものしりシリルのフランス文化講座です♪
★講座は日本語で行います。

簡単なフランス語も学べる盛りだくさんの内容です!
ぜひご参加ください☆

参加費:3000円
※要予約(定員になり次第〆切)
場所:さんさん広場
住所:福岡市博多区祇園町1-23 アルテハイム祇園205号
会場電話番号:092-261-3232

★イベントFBはこちらです★

ご予約&お問合せはこちらまで↓↓↓
info@salondufrancais.com



A bientôt!


2014/08/02

パリのカフェ ~カウンター編~

Bonjour à tous!

今日は以前の記事、パリのカフェ ~テラス編~の続編です♪

カフェの魅力はテラスだけではありません。
どんなカフェにも、テラスとは対照的なカウンターがあります。


カウンターは主に常連客用。エスプレッソでも1杯のワインでも、基本的に店内やテラス席より安く設定されています。エスプレッソはカウンターならほぼ1ユーロ。(テラスなら3~4ユーロとなります。)
常 連客はなぜかほとんどが男性客です。通常は立ち飲みで、5〜10分くらい、ちょっと軽い朝食をとりたい時や、誰かと話したい時に立寄り、注文した一杯を飲 み干してさっとお勘定して立ち去っていく。いつも顔なじみに常連客にはカフェの主人は何も言わずに「いつもの」飲み物を出しています

 
もともとパリのカフェはシャンデリアや大きな鏡のあるような、社交の場として始まりましたが、それに対して、19世紀後半から地方の出身者たちが、その場 でワインなどを一杯飲める小さな店をはじめ、これらが庶民に愛されるようになったと言われています。こうしてカウンター形式の庶民的で手軽なカフェ、ビス トロが増えていき、今ではほとんどのパリのカフェがこの形式になっています。

 
地元の人が一杯飲みに立ち寄るカウンターでカフェを楽しめるようになれば、また違ったパリを知るかもしれませんね。


庶民的なカフェのカウンターの雰囲気がよくわかる映画"Amélie"のひとシーン 



それではきょうはここまで♪
A bientôt!