2015/02/12

アーティチョークの心

Bonjour à tous!

さて、もうすぐSaint valentin(サン・ヴァロンタン)「バレンタインデー」ですので、
恋愛にまつわるフランス語の表現を紹介します♪

”Avoir un coeur d’artichaut”
直訳すると、「アーティチョークの心を持つ」


これはどういう意味でしょうか??
例えばこんな風に使います。
”Elle a un coeur d’artichaut !”
「彼女は、アーティチョークの心を持っているからね!」
Le coeur(クー)「心」
L'artichaut(アーティショ)「アーティチョーク」

これは、すぐに恋に落ちる人を表現したフレーズです。
頻繁に好きな人が変わる人に対する表現です。

でもなぜアーティチョークなのか...?

アーティチョークという野菜はあまり日本人には馴染みがないのですが、
フランスではとてもポピュラーな、こんな野菜です↓



葉のように見える緑の部分はガクの部分で、そのガクの下部とガクに包まれた中にある花芯の部分が可食部です。
食べる時は緑のガクを下からどんどんはずしていきます。 もしくは、アーティチョークを丸ごと蒸すか茹でて、皿におき、一枚、一枚はがしながら食べるという方法もあります。

アーティチョークを食べる時には、ある程度の人数にガクを配ることができます。
つまりガクを外すと出てくる可食部の花芯の部分を心にたとえ、
アーティチョークのガクの様に「何人にも配れる」愛のことを比喩しています。

といわけで、すぐに新しい人と恋に落ちる人や、気が変わりやすい人に対して
”Avoir un coeur d’artichaut”と使います。

なんとなくガクを配るというイメージが義理チョコを配るイメージと重なったのはわたしだけでしょうか(笑)?
もちろんフランスにはSt. Valentainに義理チョコを配る習慣は、ありません。

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


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