2016/01/16

これがフランスのいいところ...w

ちょっと今日はフランスの悪口を少しばかり...w

昨年の年末、クリスマスのバカンスで、新婚旅行をかねてイタリアのヴェネツィアに行ってきた。
今回は行きも帰りもスイスエアラインを使って飛行機の旅。ニースからスイス・チューリッヒへ。そして乗り継いでチューリッヒからイタリアへ。
まずニースの空港で飛行機の乗り場までシャトルバスに乗るのだけど、ぎゅうぎゅう詰めで30分以上もなんのアナウンスもなしにバスの中で待たされる。フランスではこういうことはざらで、わたしはこの半年で3回は同じ経験をしている。
でもチューリッヒに着き、そこからイタリア行きの飛行機のシャトルバスは全く待たされることなく、広いバスで予定通り全部スムーズ!


そして驚いたのがイタリアから出発時のスイスエアの機内アナウンス。「まもなく出発いたしますが、予定時刻より5分少々遅れて出発いたします。お待たせしており申し訳ございません。」
これにはわたしとCyrilは顔を合わして吹き出してしまった。
「5分待たすだけでアナウンス!?」
フランスでは飛行機だってバスだって電車だって、なんだって待たされる。5分なんて遅れたうちに入らない。だいたい15分〜20分遅れが当たり前。もちろん事前のアナウンスなんてないし、40分から1時間遅れたとしてもはっきりとした理由はわからないことがざら。
なので、この律儀なスイスエアのアナウンスに感心してしまった。
行きの飛行機でも帰りの飛行機でも、機内ではスタッフはみんな笑顔を絶やさず、本当に感じのいい接客。これには感動すら覚えたw


そ してヴェネツィアへ着く。わたしにとっては初めてのイタリア。空港からリムジンバスに乗ってヴェネツィア市内まで行く。電光掲示板に示されている出発時 刻。驚くことに、このバスもきちんとその出発予定時刻に出発したのだ。隣の国だし、同じラテン気質だし、ぜったいフランスと同じように遅れるんだろう!な んてたかをくくっていたけれど、とんだ失礼なことを思っていたものだ。どうやらこのバスが稀なのではなく、その後定期船も予定通り、帰りのバスも予定通 り。帰りの飛行機も予定通りだった。


そ して、帰り、乗り継いでチューリッヒからフランス行きの飛行機。予定出発時刻より1時間遅れ。原因は、機内持ち込み手荷物の重量の制限をたくさんの乗客が 無視して、大きな荷物を持ってきているため(笑)。アナウンスが流れる。「○○便フランス・ニース行きにご搭乗のお客様。機内持ち込み手荷物の重量上限を 超えていらっしゃる方は事前にスタッフへお申し出ください。」搭乗ゲートでは荷物のまとめ替えをしているフランス人家族がたくさん...

というわけで、予定時間に出発できないのは、ヨーロッパの中でもフランスがずば抜けているんだろうな〜なんて、実感した旅行だった。


ちなみに、ニース空港からの帰りのバス。6ユーロでニース中心街まで行くのだけど、バスのチケットを売る受付窓口は長蛇の列。バスの方を見ると運転手が乗り込み出発しそうな気配。
直接バスの運転手に現金でチケットを買おうとCyrilに言い、バスへ。
前の人も運転手からチケットを買おうとしたが、札しかなくお釣りがないと断られていた。あいにく私たちも小銭がなく二人分を20ユーロ紙幣で払おうとしていた。
「Bonjour! 二人分のチケットが欲しいけど、紙幣しかないんだけど...」と言うと
「小銭がないんだ、う〜ん、もういいよ、乗って乗って!」と言い、
チケットを買うことなくバスに乗った。
席に座り、様子を見ていると、もう後のひと全員チケット無しで「はい、もういいよ、乗って乗って」と無賃で乗らせている。
よほど早く出発したい事情があったのだろう、バスはまたたくまに出発した。(おそらくこれが彼にとって1日の仕事終わり最終のバスだと思われる。早く家に帰りたいのだろうw)
そ して、車中の中、運転手はラジオのポップスをガンガンに流し、上機嫌なのか、大声で鼻歌を歌っている。びっくりするほどのスピードで、誰もいない停留所は 躊躇なく止まることなくとばす。ずーっと歌っている。他の乗客もその様子にみんなくすくす笑い、「ノエルだからね、楽しいんだろうね。」なんて言ってい る。
早く家路に着きたいからとすっ飛ばしているものの、親切じゃないのかといえばそういうわけではなく、降り際に道を尋ねる乗客に、5分もかけてバスを止めて道順を教えたりしている。
というわけで、そのバスは予定より半分も早く目的地に着き、わたしたちは無料で家に驚くほど早い時間に帰りついたのである。

というわけで、結局こういうところがあるのもフランスの面白いところだな〜、なんて思ったのでした♪

イタリアンの空港のゴミ箱。右端にはオーガニックと表記。生ゴミのこと?

今日はここまで。
A bientôt!


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