2014/11/19

ボージョレ・ヌーボーって何?③

Bonjour à tous!

3回に渡って書いてきた ”Beaujolais nouveau”について、最終回です♪
(以前の記事はこちらへ↓
ボージョレ・ヌーボーって何?①
ボージョレ・ヌーボーって何?②


★50年代から始まるボージョレ・ヌーボーの市場化

1951年9月8日
ワイン生産者がこのボージョレの名前を使いたい場合、ワインを樽から出すのを12月15日まで待たなければならないというルールが制定されました。

1951年10月
生産者が組合を作り、彼らのワインが品質上いち早く販売できるように請願をします。

1951年11月13日
12月前に売られるために従わなければならないルールが決められます。
これがボージョレ・ヌーボーの公式的な誕生です。

その後15年間、ボージョレ・ヌーボーの解禁日はさまざまに変化します。
そして、1967年11 月15日、11月15日の真夜中と決められました。


1985年 :
500,000 hl分の生産販売を容易にするため、解禁日が毎年11月の第3木曜日にと決められます。 15日と決めてしまうとその年によって土曜日、日曜日に当たってしまい、ワイン解禁日に配達が間に合わなくなってしまうからです。

また広告宣伝のおかげで、ボージョレ・ヌーボーはただ単にリヨンの名産でとどまることなく、70年代にパリへ、そしてフランス全国へと広まっていきます。さらには、60年代後半に国際市場進出にも成功。ヨーロッパから始まり、北アメリカ、1982年にオーストラリア、そして1985年には日本とイタリア、 90年代には東南アジアなどへと市場を拡大してきました。



現在のボージョレ・ヌーボーは、ボトルにして6千万本、50 %が輸出、その目的地となるのが150カ国とされています。

どうでしょう。今年からはボージョレ・ヌーボー博士として、
11月第3木曜日を迎えられますね♪
今年の解禁日はいよいよ明日!


...とはいっても、フランス人は日本人ほどボージョレ・ヌーボーでは盛り上がりません。
ちなみに、一般的なフランス人は、美味しいとは思えないと言って、あまりボージョレ・ヌーボーがお好きでないようです...

それでは今日はここまで♪
A bientôt!


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