2015/01/21

マルシェの魅力

Bonjour à tous!

日本の本や雑誌などでもよく紹介されていますが、フランスには”le marché”(マルシェ)と呼ばれる市場があります。

色とりどりの野菜や果物をキロ単位で売る八百屋、日本ではなかなかお目にかかることができないような大きなのチーズを並べているチーズ屋、まだ羽を毟っていない鶏やウサギが吊り下げられている肉屋、魚屋、キノコ専門店、シャルキュトリーと呼ばれるソーセージやサラミなど加工食品を店、何種類ものオリーヴと色々なドライフルーツを売る店、花屋、蜂蜜屋、ワイン屋など多様で豊富な店がずらりと並びます。


1970年からハイパーマルシェと呼ばれる大型スーパーがすさまじい勢いで進出しましたが、それでもなお週末にはマルシェに足を運ぶ人がたくさんいます。豊富で新鮮な食材が揃っていることももちろんありますが、色鮮やかな食材に目を奪われ、さまざまな香りに食欲をそそられ、耳に入る賑やかなかけ声を楽しみながら、お店の人とたわいもない会話をしたり、ときには味見もできます。マルシェはいつでも、買い物籠やカートを手にした老若男女でごっかがえをしています。マルシェには、蛍光灯の下で無機質に商品が並ぶスーパーにはない、居心地のよさがあります。



さて、フランスのマルシェというと頭に浮かぶ、フランス映画でおすすめのシーンがあります。
パリを舞台とした男女の3話の物語のオムニバス映画、Eric Rohmer(エリックロメール)監督の”Les rendez-vous de Paris”「パリのランデブー」の中の第一話、
”Le Rendez-vous de sept heures”「7時のランデブー」。
主人公がマルシェで男に声をかけらえる場面で、フランスのマルシェ特有の混雑と活気が自然に映し出されています。
マルシェのシーンはこちら


フランスに旅行に行った際は、ぜひフランス文化の魅力を楽しめるマルシェに立ち寄ってみてください。


それでは今日はここまで♪
A bientôt!


0 件のコメント:

コメントを投稿