2016/02/17

ワイン好きにはたまらない

先日、Cyrilの同僚たちに誘われ、独立ワイン業者(Vignerons indépendants)主催の”Salon des vins”(サロン・デ・ヴァン)「ワイン見本市」に行くことに。これはフランスのワイン主要生産地12地域のワインが一斉に集まるワインの試飲会で、独立ワイン業者のサロン・デ・ヴァンは主要都市で毎年行われ、ワイン市の中でも最大級。ニースでは今年は2月14日に開催された。
試飲も自由で、卸価格で買える上、ケース買いもできる。もちろんシャンパンもあれば、甘口ワインのソーテルヌ、ロゼや白ワインなど各地のワインが揃う。

とても大きな会場にワイン好きが一斉に集まる

独立ワイン業者は、ブドウの栽培から出来上がった商品の販売までのワイン造りのすべての工程を、責任を持って自分たちの手でやっているフランス全土のブドウ農家で、作られているワインはフランスでは一般的に、大規模な工場で製造しているワインよりも質が良いとされている。
独立ワイン業者の定義とは、
1) テロワール*を尊重している 
2) 所有の土地でぶどうを育てている 
3) 自分の所でワインを作る 
4)自分の所でボトル詰めを行っている。
5) 伝統のワイン製法を守る業者のこと。

*”terroir”(テロワール)とは、日本語にぴったりと当てはまる言葉がないが、ぶどうが育つための環境である「場所」、「気候」、「土壌」など、ぶどうを取り巻くすべての自然環境のそれぞれの特徴のこと。

丁寧に説明しながらひとつずつ試飲させてくれる

つまり、外国の大手資本やネゴシアン(仲介業者)などの入っていない、小規模な生産者の直売というわけ。その組合に加盟している農家は↓のロゴ"Vigneron Indépendant"のラベルをつけていることが多い。


出展者数はどれくらいなのだろうか。広い会場にところせましとブースが並ぶ。
全部回ろうとすると、半日、いや1日がかりになる。わたしたちは夕方に行ったが、Cyrilの同僚たちはすでに昼から5時間居ると言っていた(!)入り口でグラスをもらい、それを片手に自由に回る。まともに飲んで回っていたら最後にはへべれけになるだろう。わたしとCyrilが好みの味があるのでそれを探してみようということに。
以前パリで参加した時には、今では考えられないくらい酔っ払い道まっしぐらだったので(笑)ケース買いをもくろんで、カートを持参w

以前の姿w 今は違う(笑)!

この日気に入って買って帰ったワインは、特別なラベルはつけられていないけど、自然派ワイン農家の作る赤ワインたち。ケース買いもしたかったけど、今のアパルトマンにはカーブはないし、地下室もない。ニースは夏かなり暑くなるのでワインのストックはちょっと難しいだろうと断念。

いつまで家にあるやら...w

この催しは基本的には入場料が6ユーロなのだけど、みんな何かしらの招待券を持っていてほとんど誰もお金を払っている人はいない。購入した出展者に連絡先を教えておけば、また次の年の招待状を届けてくれる。
というわけで、ひやかしで来た人はただで飲み放題という、なんとも素敵な会なのですw


ワイン好きの方はぜひ行ってみてください。
Salon des vins Vignerons Indépendants


今日はここまで。
A bientôt!


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