2016/02/05

フランスはいつから春なの?

日本の2月3日は節分。家族や友人が揃って節分の行事を楽しんでいる声が届く。
節分の翌日が立春だから、日本はもう春。友人から、じゃあフランスはいつから春なの??という質問に、はて、春分の日はたしか3月21日だから、そこから春だろう!なんて曖昧に答えてしまったものの、気になって調べてみた。


そうすると、クリスマス(冬至)から40日後にあたる2月2日が、”La Chandeleur”(シャンドゥラゥー)「ろうそく祝別の日」という聖母マリアを清める祝日で、この日が冬から春への移行を示す日だそう。

それから、フランス語の”février”(フェヴリエ)「2月」という言葉は、ラテン語の「febuare(清める)」という動詞で「feu nouveau(新しい火)」 と言う言葉から発祥しているそう。もともと2月という月は、自然が清められ、寒い冬を越えて春への「再生」の時期と考えられていて、そこにキリスト教の贖罪の思想が加わり、清めの色であった緑のろうそくで、この日を祝うようになったとのこと。


ちなみにフランスでは、この日にクレープを家族や友人たちと食べる習慣がある。クレープの形と色は太陽を思い浮かばせ、良い天気の再来を示すからだとか。昔からフランスでは この日に、一年の幸運と繁栄を願い、手にコインを握りながら、クレープを焼く慣わしがある。さっきからのクレープの画像はそういうわけです。

ほうれん草のグラタンとトマトソースを好きなだけ挟み込んで食べる
夫のお母さんお手製のクレープはとってもボリューミー!!

というわけで、フランスも春です♪
あらら、”La Chandeleur”過ぎてしまってた!!クレープ食べてない!
我が家では日本式に、というか全然関係ないけれど、節分を祝って巻き寿司ではなくお蕎麦を食べた。有り合わせで作ったわりには美味しかったので、レシピを覚え書き。
よかったら作ってみてください♪

<パクチーと干し椎茸のヴィーガン蕎麦>
干し椎茸と昆布で出汁をとる。
出汁に、みりんと淡口醤油(なければ濃口で) で味付けし、少し濃いめのつゆを作る。
蕎麦を茹でる。茹で上がったらしっかり水で洗い、水気を切り、器に盛りつける。
干椎茸と大根を薄切りにし、蕎麦の上に飾りつける。
つゆを回しかけ、最後にレモン汁をふりかける。
パクチーを好きなだけ盛り、出来上がり。
Bon appétit!


今日はここまで。
A bientôt!


0 件のコメント:

コメントを投稿