2015/10/01

フランスで知ったホメオパシー2

前回の「フランスで知ったホメオパシー1」の続き

そういえばこういうこともあった。
結婚式当日の朝、かなりバタバタしていて、車のドアで爪を挟んでしまった。
勢いのついたドアで強く挟み、かなり痛くてジンジンし、
親指はみるみるうちに赤く腫れていく。
 「ああ、し まった、これはひどかったら爪の色が変わってしまうかもしれない。」
なんて思いながら痛みをこらえていた。
その時お義母さんがわたしに、これをすぐに飲みなさいと、
その症状に効くホメオパシーの薬をくれた。半信半疑、というかもうなんでもいいからどうか爪の色が変わりませんようにと願ってすぐに飲んだ。
すると、10分ほどすると痛みもまったく感じなくなったので、正直驚いた。
もちろん、爪の色が変わるどころか、すぐにあともなくなった。

おそらくあの時お義母さんはアルニカのレメディーをくれたはずだ。
調べてみると、うさぎ菊が原料のアルニカは、打撲、傷、内出血などに効くと、
フランスではかなり有名なよう。
出血を抑えるため手術前や術後に飲むといいとされているらしい。
クリームもあって、傷口や患部に塗りこむためによく使われている。


Cyrilも実は10年弱しつこく治らなかった症状があり、
日本では病院通いを繰り返していたけれど、なんの効果もなく、
その症状のせいでよく風邪を引きやすく、よく寝込んだりしていた。
彼はフランスに帰ってきてからホメオパシー専門のお医者さんに診てもらい、
薬を処方してもらっている。
もちろん症状はまだ完全に治っていないけれど、隣にいるわたしが前と見違えるほど、
風邪もひかないし症状もかなりマシになっているのだ。
彼のこの症状のせいで日本にいる時は結構大変なことも多かったので、
症状が少しずつ改善されていて本当に嬉しい。


ついでに風邪の予防と治療に教えてもらった、飲み薬L52
わたしは喉が弱いので、喉から風邪をひきやすいのだけど、
あ、風邪引いてしまうかも?という風邪の初期症状のときに、
コップに小さじ1杯の水を入れ、20滴をたらす。
それをまず舌の裏に30秒ほど置いてから、飲み込む。
するとびっくり!喉の痛みもひいて、風邪がひどくなることも全然ない。
今まで日本では葛根湯だったけれど、これからはこれが手放せない。


調べてみると、ホメオパシーは、青あざ、むくみ、思春期のにきび、生理痛、つわり、アレルギー、禁煙、不眠症など、その他いろんな症状で利用されている。
でも、科学的に効果が立証されているわけではなく、民間に広く浸透しているけれど、
科学的説得力に欠けているのが実体のよう。
それにしても、wikipediaの日本のページでもかなり眉唾的な書き方をされているし、
そもそもなんで日本ではあまりいいイメージがないんだろうと思う。
以前起きた山口県の事件も記憶にはあるし、
その理由は、科学的に立証されているわけではないのももちろんあると思うが、
中にはこんな風に説明しているものもあった。
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/415654322.html


ホメオパシーに限らずなんでもそうだと思うが、
何か一つのことを狂信的に信じて排他的になるのではなく、
いろいろな方法をきちんと見極めていいものを少しずつ取り入れたほうがよいと思うのだけれど、どうだろうか?

ホメオパシーだけに盲目的になるのではなく、漢方や、西洋医学などそれぞれのいいところを取り入れながら、臨機応変に、そしてきちんと病気の根源を治癒していけるように、
いろんな方法を探していきたいと思う。

今日はここまで。
A bientôt!





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