2015/10/01

フランスで知ったホメオパシー1

フランスへ来る前、日本を出発1週間前くらい、左目にものもらいを患った。
そのうち直るだろうと思って市販の目薬をさしていたが、なんだかひどくなるばかり。
仕方が無いので出発5日前に病院へ行って診てもらった。
「8割の人は治りますが、あと2割は治りません。」なんて突然淡々と言われて、なんだかあんまり親切とはいえない嫌な感じの先生だった。目薬のみ処方。
2日くらい経ってもなんだかどんどん左瞼がふくれあがって膿みがでてきたので、
別の病院へ行き直した。
今度は優しい先生で、針でつぶしましょうということになり、プチっとつぶし、ステロイド入りの塗り薬を処方される。前にもらった目薬はそのまま使用していいとのこと。


で、膿みの腫れはひいたものの、左目は少々腫れたままフランス到着。
わたしの目を見たCyrilのお母さんがホメオパシーをすすめてくれた。
ホ メオパシーって、言葉だけは聞いたことがあって、自然療法の一環とだけは知っているけれど、正直どんなものか具体的には全然知らず、しかも日本に居た時の 知人で、なぜだか知らないが狂信的にホメオパシーに反対している人が「ホメオパシーは宗教だよ!」なんて言っていたので、とりあえずよくわからないので触 れないでおこうという感じだった。


それをCyrilに伝えると、「なんで日本では宗教みたいななんか怪しいものみたいに言われてるんだろうね。」と笑った。お義母さんも「宗教?!」とびっくりしていた。
フランスではきちんと国の認可を受けた医療で、医療資格がいる。
一般医の資格を取得した上で、さらにホメオパシーの資格を取らなければならないそう。
保険もきちんときく。
ホメオパシーが専門のお医者さんにきちんと診察を受け、薬を処方してもらう。
処方箋無しで買うホメオパシーの薬は薬局で普通に相談して買う。
値段は1€〜と安い。
同種療法といって、症状を起こすものが、症状を消すという基本概念から、症状を起こす物質を希釈して薄め、ごくわずかを体に与えることにより、身体の自然治癒力が引き出され、症状を軽減するということらしい。
症状そのものを抑制する現代医学と違って、その原因を自然治癒力を使って治癒していくという考え方。いわば日本でいう漢方のような、自然療法だそう。
人だけでなく動物にも効果的なのは有名で、獣医や家畜農業に携わる人もよく使うらしい。


お義母さんはもう何十年もホメオパシーを続けているので、ものもらい程度なら何がわたしにどんな薬が必要かわかるので、薬と、その薬の飲み続け方を教えてくれた。
ものもらいの症状を抑制するというより、ものもらいができた体の原因を治癒していくという考え方。
白い半透明の小さな粒(レメディー)を4、5粒、噛まないように舌の裏側に入れて、ゆっくり溶けるのを待つ。この小さな粒は砂糖でできていて、金平糖を薄ーく薄ーくしたような甘い味。


そのホメオパシーの薬と併用して、日本でもらったステロイドの塗り薬を続けていたけれど、瞼の腫れ自体は1ヶ月経ってもなくならず。それをお義母さんに伝えると、炎症を抑えるホメオパシーの塗り薬”Homéoplasmine”(ホメオプラスミン)をくれた。
それを塗って2日、驚くことに腫れはみるみるうちに小さくなったのだ。
本当に驚いた。だってあれだけ治らなかったのに〜!!

まだまだたくさんあるので、明日に続きます...♪
A demain!




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