2015/10/19

日本から荷物を送る方法の注意

日本からフランスへ荷物を送るとき、いくつかの方法がある。
船便、航空便、そのふたつを使って送る方法(SAL便)、
そして、EMS(国際スピード郵便)。
このEMSというのは、書類や物品を最優先の取扱で特に迅速に配達するもの。
数日から1週間以内で届くのが売り。
万国郵便連合加盟の各国郵政庁(日本の場合、現在は郵便事業会社/日本郵便)が
サービスを提供している。速さのほか、配達状況の追跡が可能であること、
損害賠償制度がある。

でも、日本からフランスに荷物を送った場合、EMSが最も早く着く便、
というわけでは実はない。
なぜなら、きちんと問題なく受け取れる可能性が極めて低いのだ。

フランスの郵便ポスト

それはなぜかというと、日本でEMSは日本郵便の管轄なのだけど、
現地フランスではフランス郵政”La post”(ラ・ポスト)の子会社である
”Chronopost”(クロノポスト)が配達を担当している。
船便、航空便、SAL便はフランスでも郵便局が管轄しているが、
このEMSだけは管轄の配達会社が変わるのだ。そして...
この Chronopost(クロノポスト)がフランスではけっこう悪評高いことで有名...w
興味がある方は検索してみてください。わたしも検索してみてびっくり。
けっこう被害が出てきます(笑)

もちろん問題なく届くという運もあるだろうけれど(!)、
Cyrilは日本から送った荷物でEMSを使ったものは今までで100%、
問題が起こっているそう。
例えばきちんとした住所へ配達していない、中身が壊れている、
EMSの売りでは(理想なら)4、5日で届くはずが2週間以上かかる、
不在票を入れていない、再配達はしてくれず自分でクロノポスト営業所まで(郊外のこともあり)取りにいかなければならない、電話をしても応対が酷すぎる、
郵便番号を書く欄ではなく住所欄に郵便番号を書いてしまっていたので、
住所不明で荷物が届けられない etc,,,


わたしはパリに居た時に、日本からのEMSの荷物を一度受け取ったことがあったが、
その時は郵便局に取りに言った記憶があるので、パリでは連携しているのかも。
とにかく運がよかった様子。ここ3ヶ月でわたしが関わって送った荷物2つ、
2つとも問題ありだった。

ちなみに、Cyrilが日本からEMSで送ったパソコンは一部が破損していて、
荷物に保険をかけていたので損害賠償の手続きをした。
現地のクロノポストにCyrilが壊れていたというダメージ報告書を出してくれというと、
その場で荷物を開けていないのにそんな報告書は作れないと追い返された。
幸いその時はまだわたしが日本に居たので日本の郵便局と直接やり取りをして、
日本の郵便局からフランス側へダメージ報告書を要請をしてもらい、
なんとか手続きができたからよかったのだけど...
できればこんなことはもう避けたい。

2週間以上かかって届いた荷物

というわけで、日本からフランスへ荷物を送る際は、EMS以外の方法で
送るほうが、今のところ、荷物は問題なく届きやすいと思う。

日本で暮らしていると、こういうことはあまりそうそう何回も起こらないのだけど、
ここフランスでは...めずらしいことではない。残念ながら(笑)

今日はここまで。
A bientôt!



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