2015/10/22

世界最古の紙のお香

フランスは香水の国、香りの国だとよくきくけれど、なるほど、男の人も女の人もすれ違い様香りが漂う人が日本よりも圧倒的に多いし、日常の生活雑貨、例えば食器洗剤やデオドラント、シャンプーや石けん、日本よりも強い香りづけがされている。
日本にはデオドラントや部屋の消臭剤など、「無臭」というものをよく見かけるけれど、フランスではaわざわざ「無臭」のものを使うという概念はあまりなく、無臭が売りになることはないよう。
香水や洗剤などで化学添加物的な強すぎる香りづけがされているものももちろんたくさなるのだけれど、天然の自然な香りを使っているものもたくさんあって、そういうものはいちいち選ぶのが楽しくなってしまう。


最近ハマっているのが、19世紀後半1885年、フランスで生まれた世界最古のお香
”Papier d'Arménie”(パピエ・ダルメニィ)
直訳すると、「アルメニアの紙」。
19世紀後半、アルメニアを旅していたAuguste Ponsotという化学者が、アルメニアではBenjoin(安息香の木)を燃やして、家の芳香や消臭として使用していたのを知って、この紙のお香を考えついたのだそう。


ヴァニラのような蜂蜜のような甘くて、そしてバジルのすっきりとした香りが混ざり合って、スパイシーでオリエンタルないい香り。
小さな紙をちぎって、蛇腹状に折って燃やして使うのだけど、燃えている時よりも、そのあと、部屋の中に漂う香りがなんともいい。
何かの香りに似ているなとずっと思っていたのだけど、やっとわかった。
DiptiqueというParisの老舗のアロマキャンドルのブランドが作っていた、今は廃盤になってしまった”Miel”(ミエル)「蜂蜜」の香りにどこか似ている、気がする。(このMielも本当に本当にいい香り!)


かさばらないし、フランスからのお土産にはおすすめです♪

今日はここまで。
A bientôt!


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