2015/10/08

フランスの民間療法

Cyrilの職場の同僚の中で風邪が流行っていて、先日彼もついに風邪をひいてしまった。
鼻がぐずぐず、頭がボーっとして見ていて本当に可哀想。

「悪いけど、これを買ってきてくれないかな?」と走り書きのメモを渡される。
”Huile essentielle ”
(ユイル エッセンチエル)「エッセンシャルオイル」

”Niaouli”「ニアウリ」
”Ravintsara”「クスノキ」
”Eucalyptus”「ユーカリ」

3つのオイルの名前が書いてある。


すぐにオーガニックショップへ向かい、リストのオイルを探していると、
ユーカリには、グロブルスとラディアータの2種類がある。
どっちを買えばいいのかてんでわからないので迷っていると、
店員のマダムが声をかけてくれる。
リストを見せユーカリの種類をどっちを選べばいいかわからないと伝えると、
「ああ、風邪なんですね。彼の症状は鼻ですか?鼻ならグロブルスの方ですよ。
 ラディアータは咳などの肺の方に効きますよ。」

買ってかえると早速Cyrilは、洗面器に湯を張って、その中にオイルを数滴ずつ垂らす。
そこに頭からバスタオルをすっぽりかぶり、洗面器に顔を近づけて
息を吸ったり吐いたりを繰り返している。


日本でもアロマテラピー流行ってるよ、とわたしが言うと、
「日本ではここ10年くらいのことかもしれないけど、
フランスでは古くから伝わる家庭の民間療法なんだよ。
僕のお父さんもお母さんもお祖父ちゃんもお祖母ちゃんもずーっと昔から、
風邪ひいたらこれをしてた。オイルは高くないし、効き目もあるしね、便利だよ。」

何滴ずつ垂らすとか、そういう調合みたいのあるの?と尋ねると、
「そんなの家庭では適当だよー。もちろん専門にはきちんとした配合とかあるけど、
家庭料理と一緒、きちんとしたかったらするのに越したことないけど、神経質にならなくても全く問題ないよ。」だそう。


エッセンシャルオイルとかアロマオイルって、日本に居る時は、なんだかお洒落、そしてちょっと高いっていうイメージがあったのだけど、Cyrilのバスタオル丸かぶりの姿を見て、お洒落のおの字も浮かばず(笑)。そんなに神経質にならなくてもよさそうだし、オイルも物にもよるけれどひとつだいたい500円くらいだし、わたしも風邪とか体調が優れない時の自然療法として取り入れてみようかな、という気になっている。

フランスの民間療法、もしよかったら試されてください♪

今日はここまで。
A bientôt!


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