2015/08/20

チーズの生活

フランスといえば、Fromage(フロマージュ)「チーズ」。
なんてったってチーズの年間消費量世界一らしいので、これは無視できない。ひとりあたり年間平均日本2.2kg、フランス26.2kg。桁が違う。

フランスにはTomme de savoie(トム・ド・サヴォワ)というチーズがある。サヴォワというのはフランスの地方の名前で、このあたりコートダジュールも、19世紀後半まで「サヴォワ公国」だった。なので、このチーズ、コートダジュールでは多く目にする。
今までフレッシュなクリーム感が強いトムしか食べたことがなくってはっきりとした印象がないチーズだったのだけど、初めてこの土地で食べたトム・ド・サヴォワは、想像以上に深い味わいの美味しいチーズだった。

我が家では週に1回好きなチーズを何種類か買って、一週間かけて食べようと決め、週に1回マルシェでチーズを選ぶのが楽しみになっている。う〜ん、やっぱり美味しい。そして安い。


チーズといえば、面白かったことがある。
あるアパートの物件見学のとき。そこの大家さんのムッシュと物件の前で待ち合わせをし、鍵を開けて一緒に入る。今そのアパートを借りている人がもうすぐ出るので、入れ替わりで入居する人を募集している。なので、見学の時は、その現在の入居者の物がまだある状態。30代のミュージシャンの男性が今暮らしている様子。

キッチンに入りいろいろと説明してもらっているとき、わたしはまったく気にならなかったのだが、ムッシュがちょっと匂いがするねと、冷蔵庫あたりでクンクンと鼻を鳴らし、「おそらく昨日、彼(今の入居者)はカマンベールを食べたようだ。」と言った。
これは日本ではあまりないことだなーと思ってひとりでくっくと笑ってしまった。日本だったらなんだろう、ぬか漬け?
「おそらく昨日、彼はぬか漬けを食べたようだ。」笑える。

というわけで、チーズはフランス人の生活にとてもより添って存在しているのです♪


今日はここまで。
A bientôt!




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