2015/08/23

ラタトゥイユ

地中海はフランス語で(メディテラネ)。この地方の野菜や果物は本当にひとつひとつ味が濃い。びっくりしたのは、”Ratatouille”(ラタトゥイユ)を作ったとき。
ラタトゥイユとは、南仏プロバンスの家庭料理で、オリーブオイルで、玉葱、トマト、茄子、ズッキーニ、パプリカなどの夏野菜をじっくり炒めてハーブと塩胡椒で味をつけた野菜の味を楽しむ料理。


日本でもビストロで食べたことがあるし、Cyrilに教わって自分でも日本に居る時に何度か作ったことがあった。美味しいかったけれど、特に目をむくほどの、感動!といったものはなかった。特に日本のビストロなどで食べるラタトゥイユは、ベーコンが入っていたり、蜂蜜などで味付けをしていたりしてけっこう甘みがある料理、もしくは反対にあんまり味がはっきりしない薄い料理という印象が強かった。

でも!改めてこの地中海特産の新鮮な野菜でこの料理を作ってみると、本当にただオリーブオイルでじっくり炒めるだけ、最後に塩胡椒と簡単にハーブで香味をつけるだけで、野菜の甘みと旨みがぎゅっと凝縮された、最高に美味しい料理ができたのだ。
使う野菜だけでここまで味が違ってくるのかと、正直本当に驚いた。

家庭家庭で作り方は違うらしく、野菜を大きくゴロゴロ切ってくたくたにして作るもの、小さく細かく切って例えば唐辛子などで少しピリッと効かせたもの、もちろん家庭によってはベーコンを入れたりといろいろあるらしい。我が家では大きくゴロゴロ切って筑前煮みたいにして食べることが多いのだけど、例えば、フライパンに綺麗に並べて作るラタトゥイユもある。作ってみたけど、今のアパートの小さな火力ではイマイチ。


とにかく、地中海の野菜は味が濃い!という発見の日々。

今日はここまで。
A bientôt!

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