2015/08/06

C'est la vie!

滞在先のアパートは、Cyrilの職場が用意してくれた一時的なひとり暮らし用のアパート(フランスではステュディオと呼ぶ)で、キッチンも小さく二人だとなにかと手狭なので、これから暮らしていくためのアパート探しをしなければならない。

さっそく物件見学のアポができたので、 ニースまで出かける。

不動産屋のマダムと12時ちょうどのアポイント。ちなみにフランス語では、こういうアポイントや待ち合わせのことを”Randez-vous”(ランデヴー)という。

少し早目に着いたので、近くのカフェで時間をつぶす。
暑すぎるので、生搾りジュースを頼む。
Citron pressé (シトロン プレッセ=レモン生搾りジュース)と Orange pressé (オホンジュ プレッセ=オレンジ生搾りジュース)で迷っていたら、店のマダムがじゃあ二つを混ぜてあげるわよ、どう?と提案してくれたので、それにのる。



案の定、レモンの酸っぱさがかなりきく。水とシロップで調整して飲む。
そうこうしていたら、不動産屋のマダムから携帯に、5分遅れるとtext(テクスト =SMSのこと)が送られてきた。フランス人の”5分”はつまり実質10~15分だということはわたしはよ~く心得ている。
(詳しくはこちらを→ 「フランス人の時間の感覚①」 「フランス人の時間の感覚②」

案の定、待ち合わせ場所には12:10でもマダムは来ない。
ふとみると、Cyrilの携帯にマダムから着信があったようなのでかけ直す。

あ、ごめんなさいね。ちょうど会社を出ようとしたら、ポストにその物件の大家さんからの手紙が届いてて。そのアパートもう住む人が決まったみたいなの。ちょうど今日届いたのよ、その手紙。ごめんなさいね。
 
というわけで、物件見学はなくなった。
C'est la vie!(セ ラ ヴィ) 仕方ない。

そのあと、Cyrilが「日本だったらさ、こういうとき仮にその物件がだめだったとしても、直接担当の人が来て謝ったり違う物件を紹介したりするよね。」なんて、言い始めてふたりで”もし日本だったら”のシチュエーションを考え始めようとしたけれど、同時に、まあここは日本じゃないしね、なんてふたりして、想像するのは止めた。


そうそう、フランスでは、 C'est la vie!(セ ラ ヴィ)直訳すると、「これが人生だ!」
つまり、”仕方ない!”が口癖になるんだった。

というわけで、アパート探しを続けます。

今日はここまで。
A bientôt!


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